国際赤十字がイスラエルの隔離壁を非難
国際赤十字(ICRC)が通常の沈黙を破って、イスラエルがパレスチナ内に建設している隔離壁が国際人権法を犯していると非難声明をだしたことは、意外と大きな注目を集めている。もうすぐ、ハーグ国際司法裁判所での審議もあるので、イスラエルの反発も大きい。イスラエルの大使、ヤーコヴ・レヴィは「国際赤十字がこのような発言をすることははなはだ遺憾だ。我が国が多くの自爆攻撃のために作ることを強いられている(原文ママ)「反テロフェンス」(原文ママ)に対して理解をできないとは。国際赤十字があまりに政治的な立場を取ることは危険だ。今後の我が国との関係も変化せざるを得ないだろう」ってなことを言っている。
国際赤十字は通常、公のこのような声明を出すことがないが、赤十字の中東・北アフリカ局長は「この声明を出すまでに18ヶ月の観察を要した。曲がりくねって、パレスチナの中に立てられているこの「壁」は、パレスチナ人の財産、土地を横領し、学校や医療、水資源、仕事、自分の農地へのアクセスを制限し、国際人道法を著しく侵害していると結論づけられた」としている。また、「「壁」は占領下にある人々を守らなければならない第4ジュネーヴ条約の侵犯にもあたる」としている。
(AP アレキサンダー・ヒギンズ記者による)
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アムネスティ・インターナショナルも(再々出していたが)改めて、壁建設を非難する声明を出した。http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2004/0402190.htm
(以下、抜粋)
「境界の安全を確保し、治安を脅かす可能性がある人びとの出入りを妨げるというイスラエルの合法的必要性は、占領地内でのそのようなフェンス・壁の建設を正当化するものではない。それはグリーン・ライン上でのイスラエルの領域に建設されうるものだろうし、そこにおいて、必要と考えられるのであれば、外部者の通過を管理する仕組みも強化されうるであろう」とアムネスティ・インターナショナルは述べた。
占領地内でのこのフェンス・壁の建設は数十万のパレスチナ人にとって悲惨な結果を引き起こしている。それは占領地内におけるパレスチナ人の移動に対して、前例がないほどの不相応かつ差別的な制限を加えており、彼らの基本的人権に対する侵害を引き起こしている。それは働く権利や、食べることの権利、医療を受ける権利、教育を受ける権利、妥当な生活水準を保つ権利などである。
「治安の名の下に占領地でイスラエルが行なういかなる措置も、国際法の下でのその義務を遵守しなければならない」とアムネスティ・インターナショナルは述べた。
フェンス・壁のルートは、イスラエル人入植者の大多数が居住している、占領地内の50以上のイスラエル人入植地を取り囲むように設計されているが、これは国際法違反である。
「国際法での治安上の例外というものは、占領地のパレスチナ人住民の犠牲によって違法なイスラエル人入植地に利益を与える手段を正当化するために引き合いに出されるものではない。占領地におけるフェンス・壁の建設はそのような手段そのものであり、その現在の配置からして、国際人道法の下でのイスラエルの義務に背くものである」とアムネスティ・インターナショナルは述べた。(抜粋終わり)
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国際赤十字の発言は、イスラエルの隔離壁の正統性に大きなダメージを与えている。言っていることは、べつにたいしたことじゃないんだけどね。地図を見れば、誰でもすぐにわかるようなこと。ここまでせんと止められないのか。というか、これで止めることができるのかなぁ。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-02-20
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