パレスチナ女性「美人コンテスト」を辞退
イスラエルの美人コンテストからパレスチナ人の女性候補が参加を取りやめたというのが話題になっている。これがなかなか微妙な話なのだ。このコンテストは、「ミス・シームライン」という名前で、エルサレムの南のギロ入植地で行われている。応募していたのは、ギロの向かいにあるベイト・ジャラの20歳の女性だった。AFPの記事によると、応募を取りやめたベイト・ジャラの女性には、周囲から政治的理由による圧力がかかったという。家族は「何か悪いことが彼女の身の上に起こりそうだ」と考え、親戚は「間違ったインフォメーションによって、彼女は応募をしてしまった」と言っている。一つの大きな問題は、コンテストがギロという入植地で行われていることだ。パレスチナに不法に作られている入植地でのイベントにパレスチナ人が参加することを認めたがらない空気がパレスチナ側にあるのは当然だ。
もうひとつの問題は「彼女がいなくなって、他のコンテスト参加者はほっとしている」と書かれているほど、この女性が「ミスに選ばれるというのが当然の容姿」を持っていたこと。つまり、抜群にきれいな人だったらしい。だからこそ、選ばれてしまうとイスラエル側からも何かの攻撃をされるかもしれないと家族などは考えた可能性がある。
うーん、難しいね。絶対にミスに選ばれないとわかっていて、参加したい人もいないだろうし。選ばれたら、選ばれたで、目立つことで、問題になっちゃうし。ミスになると「ロンドンかパリにご招待」という。本当はその人、行きたかったんだろうな。
コンテストの主催者は今度はギロとベイト・ジャラの若者の交流キャンプ(間違って、「拘留」と書きそうになった)をしたいと言っている。「ふたつの街は谷を隔てて、隣同士なのです」だって。そうは言っても、入植地を認めないパレスチナ人には、それは難しい話だと思うよ。(これはパレスチナ人が偏屈なのではなくて、問題は「入植地」にあるので、誤解なきよう)
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-06-17
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