週刊FRIDAY ファルージャの目撃者より ジョーさんも拘束
今日(22日)発売の『FRIDAY』にナブルス通信でも配信した『ファルージャの目撃者より』が抜粋して使われた。訳者の益岡さんから連絡をもらったので、さっそく買ってきた。この記事は抜粋も説明も配慮が行き届いていて、うまく伝えている。(ヌード写真とか見ないけど)きちんとした報道をしているんだな、と初めて知った。いろいろな形で情報が広がっていくのが嬉しい。(元々、私がパレスチナ人フセインからもらったメールを公開して、それですぐに訳をしてもらえて…と縁があったというのもあるけれど、内容的にとても重要なものだったのが一番のポイント。で、通信では「ウィルディング」さんとなっていたが、訳者の益岡さんが「ワイルディング」さんに変更したので、今後はこちらで行きます)
この文章を書いたジョー・ワイルディングさんがもう一度、ファルージャに行き、救急活動も状況が悪くてできなかったうえに、イラク人グループに拘束されていた。(これは報道がなかったと思う。英国人数人が拘束なんて聞いたかな?)でも、無事に解放されて、拘束された状況もこと細かにまた彼女は書いてくれた。
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/iraq0404i.html
「ファルージャに戻る」(益岡賢訳)
これも広く読まれてほしいなぁ。
「『通訳は付けないの?』と誰かが彼に聞いた。
トラットナー軍曹は自分のライフルを援助車両団の先頭車両に向けて言った。『この通り、世界一の通訳を持っているさ』。 」
米軍のこの軍曹のことばに血管が切れそうな思いになる。ガザのムハンマドが書いた言葉を思い出す。「兵士たちの言葉は銃弾」。
この態度が抵抗をつくり出していくんだよ、と米国政府、軍に言っても「理解できない」んだろうな。
ジョーさんは相変わらず救急車でも撃たれるファルージャの様子を伝えてくれている。そして、帰路でのイラク人グループによる拘束も。
「だけど私は次のように自分に言い聞かせていた:今はことの成り行きを変えることは出来ない。もし彼らが私にライフルを突きつけるか喉にナイフを突きつけるかして、それが私の命の最後の瞬間で、何もできることがなくなっても、助けを請うたりたじろいだりはしないよう決意しよう。私がファルージャに来て、人々を助け出そうとし、病院に物資を持っていこうとしたことは、正しかったのだから。そうしようとして命を落とすのは、理想的じゃないかも知れないけど、OKなのだから。」
緊張と不安に包まれながらも、落ち着いている彼女の様子とともに、拘束をした男たちの様子が描かれている。そして、そこには対話がある。
「『私の兄は殺され、兄の息子と姉の息子も殺された。別の兄はアブ・グライブの刑務所に入れられている。残っているのは私一人だ。想像できるか? そして今朝、私の親友が殺された。足を怪我して道に横たわっていたところを、アメリカ人が来て、喉を掻き切ったんだ』。
今朝、診療所に運び込まれた人物のことだ。クソ。どうして彼らは私たちを殺さないんだろう?
けれども、時間が過ぎ去って、私たちは生きて呼吸し続け、うたた寝したり話をしたりしていた。彼らは食べ物を持ってきて、量が少ないことわび、再び、私たちを傷つけないと約束した。」
「卑劣な犯行」?「テロ行為」?なんだか、ワケが分からなくなってくる。ジョーさんたちに銃を向けたのは、結局は米軍だけ(ホントに発砲している)。まるで「逆さまの世界」に生きているよう。。。
高遠さんが解放されたこと、渡辺さんが拘束されたことなどもこの文章には登場している。遠くでも日本のことを見ている人がいるのも忘れないでいたい。
(益岡さんによる後書きもよいです。お勧め)
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-04-22
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