ジュネーヴ合意についての2つの文章 byディプロ
「ジュネーヴ合意」を好意的に紹介していた仏のル・モンド・ディプロマティークから、やはりジュネーヴ合意を好意的に評価する(って、関わった当事者に近い人たちだからね)文章が発表され、邦訳が出た。ひとつは、自治政府大臣のカドゥラ・ファレスによる『ジュネーヴで開かれた希望の扉』
http://www.diplo.jp/articles03/0312-3.html
よくありがちな自画自賛、本当の問題には立ち入らないうわべの文章。
もう一つは、イスラエルの元・労働党党首、アムラム・ミツナによる『シャロンが合意を恐れる理由』
http://www.diplo.jp/articles03/0312-4.html
こちらのほうが読むに値する。イスラエルのいわゆる「左派」の感覚が非常によくわかるから。
以下、ちょこっと引用。
「イスラエルの最終的な国境のため、また国家の存続の根幹のために戦った。そして確たる成果を手にしたのだ。
パレスチナ人は史上初めて、イスラエルがユダヤ人の国家であることを公式に、かつ未来永劫にわたって認めた。イスラエルへの帰還権を放棄し、これにより我々の国でユダヤ人の安定多数が保たれることを保証した。嘆きの壁、ユダヤ人居住区、ダヴィデの塔は、今後も我々の手の中に残される。エルサレムが周辺地区によって圧迫されることはなくなる。エルサレムを取り囲む一群のユダヤ人の村(ギヴアット・ゼエヴ、新旧ギヴォン、マアレ・アドゥミーム、グーシュ・エツィオン、ネヴェ・ヤアコヴ、ピスガット・ゼエヴ、ハギヴァ・アツァルファティト、ラモット、ギロ、アルモン・アナツィヴ)は、未来永劫にわたって拡大エルサレムに統合されるのだ。もはや、これらの村の住民たちが家を捨てるよう迫られることはない。 」
あのう、「ユダヤ人の村」って、入植地なんですけど。パレスチナの土地を奪い、削り取って作ったものでしょ。これが「確たる成果」だという人たちが、シャロン=リクードとは「自分たちはまったく異なる」と思いこむのがイスラエルの現状だということがよおくわかる。ま、この合意すらもシャロン&極右の人らは受付けないわけだけど。
あと、大嘘ひとつ。
「 もう一つの長所は、パレスチナ側の代表団が幅広い分野の正真正銘の指導者を集めており、自治政府からも現場の活動家からも支持を得ているという点である。 」
「現場の活動家」って誰?現場で本当に活動してきたNGOとかはどこも支持していないんじゃ?もちろん、大多数のふつうの人々も!
|| コメント(0)| Track back(0) | 2003-12-27
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