自爆犯?
ナブルスのフワラ検問所で14歳の少年が「自爆ベルト」を巻いていて、みつかったことがニュースになっている。つい先ほどタンジームが犯行声明を出したという知らせも入った。イスラエルの主要各紙はこの少年の家族が憤慨していることを書いた上で、「自爆して天国に行くことを子どもに教えているパレスチナ」というイメージを増幅させている。本当に子どもを使おうとしたのなら、「いい加減にせーよ、タンジーム!」と言いたい。けれど、少しだけ留保も必要かと思う。毎日新聞は以下のように書いている。「少年を使った冷酷な自爆未遂事件として25日のイスラエルのメディアは大きく報じているが、パレスチナ側からは「前例がなく信じられない」との戸惑いの声も上がっている。」(毎日新聞)[3月25日22時4分更新]
毎日新聞、冷静でございます。この3日前くらいだったと思うが、ヘブロンの検問所で通学途中の小学生(6歳か7歳)が爆発物を持っていたということで騒ぎになっていた。これについては、小学生の母親が「子どもは通学カバンの中に爆発物を検問所の兵士によって入れられて、写真を撮られた」と訴えている。(IMEMCによる。しかし、このサイトがこの2日間くらい、まともに見られなくなっているので、記事の特定ができない)
http://www.imemc.org/index.htm
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パレスチナで起きた事件は、とくにイスラエル側からの発表しかない場合、どれだけ本当なのか、裏付けることが難しい。それでも、暴力に傾いていく層が(特に今の状況では)増大していることは確かだ。イスラエルの暴力に対して、暴力で返そうとしてしまう。この不幸な「合わせ鏡」状態を終わらせることは、占領がなくならない限り、難しい。
今日、買ってきた土井敏邦さんの『パレスチナの声、イスラエルの声』には、自爆についてパレスチナ人が語っている部分がかなりある。「私たちの世代のパレスチナ人が抱いているのは絶望感です。勉強を続けることもできない。仕事もない。心の底から笑うこともできない。……(中略)……すべてが真っ暗です。私たちはこのひどい状況のなかで死に向かっているのです」(ハンユニス難民キャンプの青年 21歳)
自爆という手段に反対している私でも、この気持ちはわかる。この絶望感と自爆がすでに紙一重の状態であることはわかる。
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パレスチナの著名人ら70人が連名で「非暴力の抵抗をしよう」という呼びかけをパレスチナの新聞紙上に出したというニュースも読んだ。(この詳しい内容と主なメンバーがわかるものを捜索中)少しだけわかっているのは、自治政府の閣僚が何人か、ハナン・アシュラウィという議員が入っていることだ。だけど、自治政府の閣僚が入っていると、かえって全然、アピール力がないと思う。お金はあるし、自分自身が何かをして動いているとも思えないし。「壁」建設の抗議の場所にそういう人みずからが行っているというのすら、聞いたことがない。
本当に自分の体をつかって、「非暴力の抵抗をしていくリーダー」が出てきてほしいもんだ。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-03-26
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