[メディア・ウォッチ]ナブルスで撃たれて死んだ子どもについて
イスラエルは先日、検問所で捕まえた「少年自爆未遂犯」の映像が世界のメディアに流れたことにご満悦だ(軍報道官による)ということで、強弁していてもヤシン師暗殺が残したイメージに気を遣っているのがよくわかる。今日、ナブルスで7歳の少年が自宅の窓近くにいて、撃ち殺された事件については、「イスラエルがやった」「パレスチナ武装グループがやった」と言い合いになっている。アルジャジーラは「少年はイスラエル軍の銃撃によって頭部を撃たれ、その上、救急車の通行も妨害されて死んだ」と報じている。
他のメディアを見渡してみると、
[読売]「イスラエル放送によると」「銃撃戦に巻き込まれて死んだ」
[AP] 「イスラエル軍少佐によると」「イスラエル軍はその時間帯には発砲していなかった。パレスチナ側が撃ってきていた」
かなり長いのがロイターで、ここにだけしか書かれていないことがいっぱいある。
[ロイター] 「外国のテレビークルーが写した映像では、パレスチナ武装グループが銃撃していて、その20秒後に女性の悲鳴が上がり、少年が撃たれていた」「イスラエル軍少佐によると、イスラエル軍は撃ち返していない」
(読売以外は英語での配信による)
パレスチナ武装グループの銃撃が下手くそでとんでもないところを撃って、少年を殺してしまった可能性もあるだろう。問題は事実が明らかでないこと。この件に関しては、そんなに難しくないと思うんだ、立証は。少年に撃ち込まれた銃弾を見たら、一発でわかるでしょ?誰もそれをしていない。ちゃんとやってよ。それから報道してほしい。
AFPだけはイスラエル軍からの説明を書きながら、同時に目撃者の証言としてイスラエル軍が撃っていたことを載せている。ただし、「親パレスチナの」ISM(国際連帯運動)のメンバーからの証言だと断りが入っている。ISM(国際連帯運動)からこのことでメールが入ってきたようなので、それを読んで、また書こう。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-03-28
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