「ゴム」弾の威力
イスラエル軍の「ゴム」弾に当たった人の話を先日聞いた。だいぶ前から、「ゴム弾」という名前が大きな誤解を生むので、私は「ラバーコートスチール弾」(長い!)というふうに書くようにしているのだけれど、ほんとに「ゴム弾」という柔らかそうなものとはまったく違うものだって、よくわかった。その人が通称「ゴム弾」に撃たれたのは、ラッマラーの投石ポイント。そこは毎金曜日に必ず投石があるような場所で、メディアの数もとても多い(それらしき「絵」が撮れるから)。観光名所じゃないけれど、「インティファーダ名所」と申しましょうか。そんなわけで、投石も「やむにやまれず」というよりは「儀式化」していると言えるのかもしれない。
こんな場所ではイスラエル軍も実弾を撃ってくることはあまりないらしい。威嚇のための「ゴム弾」を遠くから撃ってくるのだという。その日も兵士は500mくらい離れたところにいたという。真冬で寒くて、ぶくぶくに着膨れた姿で、その人はそこで写真を撮っていたところ、いきなりお腹をバットで殴られたような強烈な痛みが襲った。
すごい衝撃に声も出なくて、うっとうずくまり、何が起こったのか、わからなかったという。そして、後からそれが「ゴム弾」だとわかった。服を後で脱いでみると、打撲したようになっていたんだと。
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「バットで殴られるような痛み」?これにはかなり驚いた。想像とはだいぶ違う。服をたくさん着て、かなりの長距離でそれだけの衝撃があるのだから、近距離で頭部に当たると死亡するというのが、これでよくよく納得できた。
「実弾は発射していない」
と言いつつも、このような「ラバーコートメタル弾」も使えるのだから、本当に恐ろしい。
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ラバーコートメタル弾で殺されたラファの少年、ムハンマドさんについては、こちらで読めます。
「16歳の静かな終わり」/森沢典子
http://www2.odn.ne.jp/midi/text040525.html
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-06-02
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