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イスラエル人の偽善を突く

イスラエル・ハアレツ紙のギデオン・レヴィ記者が自爆ベルト少年に対するイスラエル内の反応を徹底的に批判した記事をだした。それはシニカルというよりも、真摯で激しいストレートな記事で、心が熱くなるものだった。

レヴィ記者は自爆ベルトをつけた少年の事件そのものの真偽には立ち入っていない。問題にしているのは、その少年の映像を見たイスラエル内の人々の反応である。タイトルは『あるパレスチナ人の子どもに対する突然の関心』(っていうかんじのもの)。あの自爆ベルトをつけたフッサム少年がいきなりイスラエル人の関心の的になったということに続き、レヴィはしつこいまでにこう問い続ける。

「ちょうど、1年前、両親の車のなかでイスラエル軍に撃たれて死んだクリスティーンのことはどうして関心を持たれないのだろう?明るい陽光のもとで自転車に乗っていて、イスラエル軍の戦車の砲撃で殺されたジェニンのジャミールとアフマド兄弟のことになぜ誰も怒りを抱かないのだろう?(etc.etc...)」(かなり粗い訳)

イスラエル人は「超えてはならない一線を越えた」とか「残虐性の絶頂」とか「悪魔的」と、この少年に自爆をさせようとした事件を評しているようだが、レヴィはそれについて、こう断言している。

\" Israelis have no moral right to criticize the Palestinians for their cruelty toward children; we are no less cruel.
Sending a child to his death with an explosives belt is indeed a satanic action, but the shocked public reaction is tainted with hypocrisy and double standards. \"

(イスラエル人はパレスチナ人に向かって、子どもたちへの残酷さを批判する道徳的権利を持たない。私たちも同じくらい残酷なのだ。
自爆ベルトをつけさせて子どもを死に追いやるのはたしかに悪魔的な行為だが、それに衝撃を受けている人々の反応は偽善とダブル・スタンダードに毒されている)

この後に2000年9月からこの2月までにイスラエル軍が486人のパレスチナの子どもたちを殺したこと、そのうちの255人が15歳以下だったことが書かれている。そして、さらに殺された子どもたちだけでなく、今、占領下を生きている子どもたちをとりまいている残酷な環境を延々とレヴィは描いている。その後に続く一文はこうだ。

\" As an occupier, we bear the responsibility for all of this. \"
(占領者として、私たちはこれらのことすべてに責任を負っている)

殺されたパレスチナの子どもの取材をずっと続けてきたレヴィの叫びが聞こえてきそうな文章で胸が詰まった。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/409293.html
A sudden concern for the Palestinian child
By Gideon Levy

***

この文章、翻訳して、通信に出したいなぁ。他にも今日はISM(国際連帯運動)からも痛切な文章が2つも届いている(1つは訳して伝えたい!)し、まだ読みかけのラファのこんな文章もある。
http://www.counterpunch.org/loewenstein03272004.html
A Journey to Rafah
\"We Will Destroy You, If Not in Death Then in Life\"
By JENNIFER LOEWENSTEIN

若干、パニック。どこから手を着けてよいのやら。訳ができるのか。問題が多すぎる。とりあえず、今日はこれから出す予定の通信をちゃんと形にしよう。今日、30日は「土地の日」。パレスチナでは各地でデモが行われる。



|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-03-30


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