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英国でのパレスチナ報道

少し前に翻訳されて出ていたものだけれど、さっき気づいた興味深い記事を。BBC Newsの「中東報道に振り回される英国人」という記事で、グラスゴー大学メディアグループが調査した「イスラエルとパレスチナの英国での報道のされ方」をまとめたもの。「英国人はパキスタンとパレスチナの区別がついていない」というのはさておき、「まぁ、英国でも似たようなものなのねぇ」と妙に親近感が涌く(涌いてどうする?)内容だった。日本と同じく、使用する言葉にもバイアスがあるという。

http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/3808664.html
反戦翻訳団「中東報道に振り回される英国人」

私はけっこう英国の記事を読んでいて、日本より相当タメになる情報を得ているので、このレポートに「そ、そうだったのか」とちょっと驚いた。

まずは用語の違い。イスラエル人が殺されると『極悪非道な殺人( savage cold blooded killing )』などと表現されるが、パレスチナ人の死にはこのような表現は使われない。(日本も似たようなもの。日本には「自爆テロ」という独特な表現もある)

そして、速報文化の問題。事件の背景をきちんと追わないので、極端に言うと「英国人の多くは真実とは逆にパレスチナ人たちがイスラエルの土地を占領し続けていると考えている」(うわぁ)。しかし、日本にもそれは当てはまる。「復讐の連鎖」という言葉だけで誤魔化しているので、占領という事実はきちんと伝わっていない。上辺の速報だけでは単なる誤解しか生まないという問題は非常に根が深い。

こうみると、とても共通していることがよくわかる。元になったグラスゴー大学のレポートも読んでみたい。[でも、こうやってBBC自身が、メディアの問題を取り上げているんだよね(この記事はよくまとまっている)。]

**
それでも……ふだん、ニュースを追っている身からすると、日本語で流れる日本のニュースと英語で流れる英語圏のニュースは、このパレスチナ問題に関しては量も質も相当に違っている。ラファについての報道ひとつを見てもそれはよくわかる。

日本のある大手新聞に勤めていた人は「それでもパレスチナのことはかなり記事になっていますよ。アフリカとかに比べて」と言っていた。そういう比較の問題なのか?!
|| コメント(2)| Track back(0) | 2004-07-14


■ アフリカのパレスチナ報道
南アフリカについ最近まで滞在してました。

国もによるでしょうが、アフリカはかなり中東問題に関心が高いと思いますよ。
各新聞の一面にでっかく「壁」の写真が掲載されてたり。
多分、今回の国際司法裁判所の勧告もトップ記事だったでしょう。
他にも、パレスチナやイラクの記事はかなり目立った気がします。

ジンバブエに行った時は、延々とテレビでアブグレイブの虐待写真を流して、
毎日毎日討論番組みたいなのをやってましたね。
Kazu (2004-07-14 22:49:44)


■ 南アというと…
Kazuさん、こんにちわ。サイトは前に拝見したことがありますよ。

私は詳しくないのですが、南アのアパルトヘイト体制下での白人政治家や商人と、イスラエルの政治家、商人たちは密接なつながりを持ってきましたよね。シャロンの親友が南アで告発されているのをどこかで読んだ覚えもあります。(それに今もダイアモンドつながりなどがあるのでは……)

政治的手法もアパルトヘイトの南アにいろいろ学んでいるという部分があります。(それこそ、パレスチナの「バンツースタン」化とずっと言われているとおり)

それと裏返しに、パレスチナを支援するグループも南アにはいるようです。「壁」に反対して行動している南アのグループのことを記事で読みました。おそらく、パレスチナの状況が肌身でわかるからだと思います。こんなことが報道の状態に関係しているということはありますよね(たぶん)。

アフリカ全般に関しては知識不足で、なんとも……。ただ、ムスリムも多いので、注目の仕方は違うのかもしれません。
ビー (2004-07-16 20:02:17)

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