[日記:土曜]大阪に絵を見に行く
毎日毎日、殺伐としたニュースばかりにとっぷりと浸かっている私だが、縁があって、大阪・堀江の天音堂(あまねどう)という画廊に絵を見に行った。今、個展をしているのは、横浜の日本画家、中畝(なかうね)常雄さんと治子さんのご夫妻。たしかに日本画ではあるのだけれど、どちらの絵にも子どもたちの姿が登場していて、異色といえば異色。そんなことより、永遠の子どもたちを描き出しているような夫妻の絵そのものに心奪われた。治子さんの絵は、子どもたちの仕草や遊んでいる様子を中心に書かれたものが多く、過ぎ去っていってしまった時間が閉じこめられているようなもの。じつは私の知っている子どもたちがその絵の中に登場していて、目を細めて見てしまった。(あんなふうに絵に描いてもらえるなんて、本当に羨ましい!)
常雄さんの絵には、広い野原や林や大きな木の景色のなかに、かならず子どもたちの姿がある。「こんな場所に夢の中で行ったことがあるかもしれない」という空想が涌いてくる絵。見ていると、心がどこかへ走り出してしまう。「空に吸われし十五のこころ」というようなあの感覚。
ご夫妻は重度の障害を持って生まれた長男の祥太さんと共に17年間を過ごしてこられた。歩くことも走ることもできなかった祥太さんは2002年にあの世に逝かれたのだが、絵の中で生き続けていて、いろんな場所にでかけている。
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こちらで絵葉書になっている絵が見られます。(で、絵葉書は注文して買えるそうです)。「天音堂」(大阪、堀江)での個展案内も。〜8月1日。
中畝さんのウェブサイト「中畝ギャラリー」
http://www.nakaune.com/
あ、あと、中畝治子さんの面白い仕事:The Japan Timesに日本語の擬態語、擬音語を4コマ漫画で伝えるという連載のイラストをずっとされています。普段の絵とはまったくタッチが違うけれど、やはり日本画家が描いているなという面白い線の漫画。全部、読んでみたい〜〜。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-07-25
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