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兵士の写真

(koyuzu記)ヘブロンで兵役についていたイスラエル兵が撮った写真の展示会が、テルアビブで行われている。ハアレツのカメラマンが兵士に写真の撮り方を教え、会場では若いかつての兵士が写真の説明をしてくれたそうだ。兵役を経験したイスラエル人が、自分の見てきたことや感じたことを話す場って、ほとんどないんじゃないだろうか?日本でも、戦争の加害体験が語られる場ってあまりない。先日その会場を訪れたガザの知人が、その展示会を見に行ったときの様子を報告してくれた。

主催者のヘブライ語のサイト(そのうち英語版も出るそう)
http://www.shovrimshtika.org/hebrew/

その若者は、18歳で兵役につきヘブロンに駐屯した。彼(彼女?)はそれまで自分が教えられてきた善悪の価値観とはまったく違うものを示され混乱する。入植者がパレスチナ人に嫌がらせをしたり、家に「アラブ人はガスへ!」と落書きしたり…個人的には陽気でナイスな入植者がパレスチナ人に対しては平気でひどいことができる様子にジレンマを感じるが、自分は任務で忙しく、ひどい仕打ちをされているパレスチナ人に何もすることができないでいるうちに、どんどん感覚が麻痺していってしまう。18歳という若さで、そんな状況に逆らえはしない…そんな諦めが心を支配すること。「空家だ」と教えられたパレスチナ人の家を狙い撃ちするゲームが流行ったこと、などなどを率直に語ってくれたそうだ。

兵士の写真といえば、イラクのアブグレイブ収容所で撮られた拷問の写真があるが、「虐待をした」罪を問われたアメリカ兵の一人が、こんなことを言っていたのを思い出した。「自分は、いてはいけない時に、いてはいけない場所にいた」 組織的に奨励されてたとはいえ、自ら遊び感覚で拷問を加えた当人にしてはあまりに無責任すぎる発言だ。でも、この言葉はある一定の真実を含んでいるように思う。それは、「いてはいけない時、いてはいけない場所にいた」のは、私だったかもしれないし、あなただったかもしれないってこと。
「あなたの為すことは、ほとんど無意味であるけれど、それでも、やらなければならない。世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするために」 これは最近知ったガンジーの言葉。流されないように、変えられてしまわないように、生き続けていきたいものだ。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-06-20


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