「全面戦争」という言葉
日本のいくつかのニュースソースで、ハマスが言った「全面戦争」という言葉をそのまま流している。普段はイスラエルや米国が使う「原理主義」とか「過激派」という言葉をそのまま疑いもなく使用しているのに、「こういう時だけ」援用してくる一貫性のなさに苦笑。で、この言葉の意味をちっとは考えてほしいと思う。ハマスにとっては「全面戦争」だろうが、イスラエルにとってはどうなの?・イスラエル軍の兵力 基礎データ
現役兵 16.4万人 予備役兵42.5万人 総人口との比率 2.6%→主要国世界2位
(日本は現役兵24万人 予備役兵4.7万人 総人口との比率 0.2%)
国防費を総人口で割ると、1人当たり 1404ドル→→主要国世界1位
(日本は321ドル)
主力戦車数 3930両 (自衛隊840両)
攻撃ヘリ 129機 (自衛隊90機)
戦闘機 446機 (自衛隊297機)
保有核弾頭数 200個
(『防衛白書』より 2000年の数値)
米国からの軍事援助により、f16戦闘機やアパッチ攻撃ヘリコプター、M16ライフル銃など最新兵器がふんだんにある。
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これに対してハマスなどのパレスチナ武装グループはどれだけの軍事力を持っているのだろう。なんとなくわかるのは、カラシニコフ銃の中古がそれなりにあること。命中率が低いカッサム・ロケット。手作りの手榴弾。あとは、自爆するというくらい。
この話にならない非対称によって、ハマス側は確かに「全面戦争」という気分で、多大な犠牲者をうちにだしながら、闘うということになるのだろう。イスラエル軍にとっては、本来は屁にもならないはず。だから、犠牲者はイスラエルの民間人になる。
むしろ、今回のヤシン師殺害で、パレスチナではなく、アラブ諸国、イスラーム諸国のなかに大きな火種を蒔いたというほうが正しいと思う。ずっと、辱めを受けてきたアラブ(イスラーム)の人々はこの事件を忘れない。エジプトですでにいくつもの反イスラエルデモが起こっていることが報告されているけれど、とても感情的になっていることがわかった。こうやって、亀裂はどんどん大きくなっていくというのに、イスラエルはさらに武装グループのリーダーの暗殺を続けると言っている。
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-03-24
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