昨日、通信を出しました ジダンと差別問題
昨日、新しいナブルス通信を出したのをお知らせするのが遅れていた(というか、忘れてた)。ラファに在住する寺畑由美さんから、ひとつの「証言」が届いたので、それを配信させてもらった。身近に体験するパレスチナ人の(ニュースにもならない)死を書いて届けてくれている。英語版もできたら、広めたい。/ パリで起こった「ユダヤ人と間違えての暴行事件」はそれがでっちあげだったということが判明したけれど、この暴行事件を伝える記事の書きぶりにひっかかりが。。。事件はでっちあげだったけれど、確かにフランスではユダヤ系への嫌がらせがかなりある。同時に非白人系の住民たちへの差別もある。それを伝えていくことは当然なのだが、どう伝えていくかによって、さらにエスカレートを生むこともあると感じた。
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「ジダンを見て、「あ、北アフリカ系のフランス人だ!」って思う?」
そう、サッカー・フランス代表の10番、レアル・マドリーの中心にして、この世紀の変わり目でもっとも輝いてきた世界のフットボーラー、ジネディーヌ・ジダンのこと。
(ま、ジダンをふつうの人だとすると)私はあのザビエルヘアーに気を取られるかもしれないけど、まったく「北アフリカ系」(ジダンの両親はアルジェリアからの移民)だとは認識できない。フランス人と言われればそう思うだろうし、スペイン人と言われてもそう受け取るだろう。アジア系とは思わない、という程度のこと。
でも、嘘の襲撃事件を扱った記事には「犯人たちは中東系やアフリカ系」と書かれ、それがまたムスリムであるというふうにしか読めない書き方がされていた。こういうステロタイプ化というのが怖いと思った次第。
誰が中東系なのかとか、ルックスでわかるのか。それが即、ムスリムになるのか。(北アフリカ出身のユダヤ人もたくさんいて、フランスにも住んでいるし、イスラエルで核兵器を告発したモルデハイ・バヌヌさんもモロッコ出身のユダヤ人だ)。
反対にパレスチナにはロシア人?とか思えるルックスの人がいたりする。透き通るように肌が白くて、なんとなく私の中の勝手なロシア人イメージと一致する人。本当は全然わからないんだよね、見かけなんてものでは。
アメリカ国籍台湾出身の友人は、日本では「黒人のお兄ちゃん」と言われた。。。確かに色が黒いけどねぇ。そして、漢族ではなくて、ミクロネシア系の顔ではあるのだけれど。
もう「見かけ」ではわからない時代を生きているのに、いまだにそんな区別で物事を認識するということがあるのも大きな問題。
ジダンに戻ると、彼は子どもの頃から体が大きく、フケ顔だったので(!)、苦労してきたらしい。柔道もやっていたジダンは大会に出るたびに、年齢詐称を疑われるので、身分証を持参していたんだって。「見かけ」でより分けると、ナンギなことがいっぱい生まれる。人種やら国籍やら性別でより分けることは、さらに危険だ。(深遠なテーマですが、ここで終わります。また、ボチボチと)
|| コメント(0)| Track back(0) | 2004-07-18
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